ひとまずは名寄駅舎内の見学です。
宗谷本線の主要駅のひとつである名寄を境に運行系統が大きく変わり、名寄以北は運行本数が少なくなります。


立派な屋根を持つ名寄駅舎です。


駅看板は従来のものと木製のものが掲げられています。


名寄駅前ロータリーをぱっと見たところ、駅前に高い建物はあまりないようです。


切り離し作業が完了したようです。
ここからはキハ54単行で稚内まで走ります。


7:54、名寄を発車し、北へと向かいます。


キハ54の転換クロスシートは、0系新幹線で使われていた物が再利用されているようです。
ミニテーブルの使い方の座席のイラストが0系時代のデザインになっているのが新幹線時代に使われた証となっています。


テーブルを引き出してみました。
ご覧のように面積は小さく、小物程度しか置けませんが、肘掛けから収納できるテーブルの設計は当時としては画期的でありました。


雪が残る3月下旬の宗谷本線の車窓です。


ホームが板張りとなっている宗谷本線北星駅です。


北星駅ホームからやや離れた位置に見える木造の建物が北星駅待合室です。


北星駅は趣のある木造の待合室となっていて、駅ファンにとって有名スポットでもありますが、残念なことに北星駅は、この記事を書いている日にあたる2021年3月12日限りで廃止となります。




列車は智北駅を通り、


雪景色の大地を走り、


美深駅を通り、


ダルマ駅舎が残る紋穂内駅を通ります。
こちらの紋穂内駅も2021年3月12日限りで廃止となります・・・。



宗谷本線では2021年3月12日限りで多くの駅が役目を終える形となります。



8:45頃、豊清水に到着です。

豊清水駅では対向列車の特急の通過待ちのため、8:49の発車までおよそ4分の停車となります。
僕は乗務員氏に駅舎見学したい旨を告げて豊清水駅の撮影に勤しみました。

はい、先程申しました宗谷本線の駅廃止ですが、この豊清水駅も2021年3月12日限りで廃止となります・・・。

まさかこの時たまたま停車時間を利用して豊清水駅を撮影していたのが、二度と見られなくなる貴重なショットになるとはこの時は思いもしませんでした・・・